女性医師の短時間正規雇用と非常勤雇用

年々女性の社会進出が進んでいますが、医療の世界でもそれは同じ。今では全体の2割ほどを女性医師が占めており、こちらも年々増加傾向にあります。

昔ほど珍しい存在ではなくなり、この傾向は、患者さんとして医療行為を受ける多くの日本人も、徐々にそれを受け入れ始めている証拠なのかもしれません。

女性医師の雇用状況ですが、男性と比較すると、短時間正規雇用や非常勤雇用の割合が多いのが現状。
つまり、正規雇用として医療の現場で女性が採用されるという状況は、男性と比較するとまだ割合的には少ないのです。

これは、働く女性側の考え方による影響もある一方で、医療施設側の考え方も影響を与えています。

前者で言えば、医療の現場という非常にハードな職場で正規雇用として働くと、肉体的にも精神的にも負担が大きいと考えている女性が多いことが一つ。

特に、家庭を持っており子供がいれば、収入面は多少我慢しなければならないが、それでも常勤ではなく、自分の時間が確保しやすい短時間正規雇用や非常勤雇用という選択にたどり着くのも理解できるところ。

一方、後者で言えば、基本的には体力のある男性医師で賄い、もし人手が足りなくなれば、あるいは常勤してもらうほどではないが特定の時間帯などにはいてもらった方が助かると判断した場合に、女性の医師に入ってもらうという形をとっている医療施設も存在しています。

女性医師の診療科別の雇用状況

次に注目したいのが、診療科別の雇用状況。
皮膚科における女性の医師の割合は、全体の半分に迫ろうかという勢いで増えています。

それに継ぐ形で眼科や麻酔科、小児科、そして産婦人科も3割を超え、女性の活躍が非常に目立ってきています。
一方で、救急科や外科、泌尿器科、脳神経外科、整形外科などは1割前後かそれ以下となっており、割合としては非常に少ないのが現状です。

これらを見ると、女性医師が働きやすいと思われる現場や診療科があることもわかります。
患者さんと多く接する機会のある診療科では女性が働きやすく、執刀したり一刻を争う現場ではまだまだ女性の割合が少ないと、これらの状況から見えてくるでしょう。

女性医師の傾向や雇用状況を参考に求人情報を集める

求人情報を集める時にはまず診療科によって選別や絞り込みを行うと思いますが、もしこれから医師としての第一歩を踏み出す、あるいは転職と同時に転科も検討している人は、こうした傾向や雇用状況を参考に求人情報を集めてみてもいいのかもしれません。

もちろん、一度現場から離れ、再び現場復帰しようと考えている医師免許保有者も、現状を踏まえた上で転職活動を進めていくことをお勧めします。