希望条件の注意点

「キャリアアップのために、より多くの経験を積みたい」
「年収2,000万円の職場を希望する」
「できるだけ自宅に近い病院で働きたい」
「週に2日はお休みがほしい」
など転職したい理由がハッキリしているなら、どのような職場を選べばいいのかも自然に見えてきます。
ただし、ここで注意していただきたいことをひとつお伝えします。

「年収は2,000万円で休日は年間130日、残業はほとんどなく自宅に近い病院で職場の人間関係も良好。
患者も温厚で仕事がしやすい環境」というように、転職先に多すぎる希望を抱いても、そんな夢のような求人はほぼ存在しません。

年収が高ければ休日が少ない、休日が多ければ給与が低いなど就業条件はほとんどトレードオフの関係になっているものです。

「優先させるべき条件」を明確にすることが重要

あれもこれもと欲張ると結局転職先を見つけることができないまま、不満を言いながら今の職場に残らなければならないかもしれません。
ここで重要になるのは「優先させるべき条件」を明確にすることです。

あなたが一番に望むものは年収でしょうか?
それとも認定医や専門医になってキャリアアップすることでしょうか?

今よりも勤務時間の短い病院に勤務しプライベートを大事にしたいのか、あるいは人間関係のよい職場で心穏やかに仕事がしたいのでしょうか。
希望条件を明確にして優先順位をつけることで、転職先探しがグッとスムーズになります。

もし年収を最優先させたいのであれば、高年収を謳う求人情報を重点的にピックアップすることで希望に合う職場に巡りあえる可能性が高くなります。

年収にプラスして人間関係も重視したいなら、高年収であり、人間関係がよく働きやすい求人を探すことですが、希望をいくつも並べてしまうと失敗する可能性が高くなります。

優先させたい条件をノートに書き出すことで、自分の考えを再確認できる

そこで実際に活動を始める前に、ノートに優先させたい条件を書きだしてみることをおすすめします。
箇条書きにして分かりやすくまとめておくと、後で見返しても役立ちます。

なぜ高給与を望むのか?なぜキャリアアップを望むのか?
その理由まで明記しておくと、人生設計やこれから先の生活をどこまで真剣に考えているかが再確認できます。

転職は人生の大きな転機のひとつです。
今さえ良ければ良い、と目先のことだけを考えるのではなく、10年先・20年先にどのような生活を送りたいのか、医師として今後どのように活躍したいのか、社会にどのように貢献したいのかをじっくり考える良い機会かもしれません。